木箱に和紙を貼る

 

空いたシャンパン木箱を例に、木箱に和紙を貼る方法を説明します。

 

貼る前に木箱をきちんと補修

外寸で長さ526mmx幅174mmx深さ177mmの木箱です。箱の四隅に隙間や、釘打ち箇所の板が少し割れたりしています。板面も全体に荒さが見られます。
こうした箱も含め、木箱に和紙を貼る前にきちんと補修し表面を平滑にすることが大切です。

補修・表面仕上げは丁寧に

補修個所:四隅の隙間は釘を打ち増しパテ詰め、釘打ち箇所の窪みと板の凹みはパテ詰。箱の角を面取りして木箱全体を#400番のサンドペーパーで仕上げます。
表面仕上げの程度は仕上がりに大きく影響します。サンドペーパーで仕上げたのち、表面に段差や凹みがあれば補修を追加します。

和紙を貼る前に下地塗装を

接着剤(木工用ボンド、ヤマト糊など)に含まれる水分は木材内部に浸透すると、木材の表面に凸凹や反りを生じさせます。また、必要以上に接着剤を塗ることになり、和紙が貼りにくくなります。
写真では白サーフェサー塗料(2液型ウレタン塗料)を二回塗り白色の下地に整えました。手軽にするには水性の白色ラッカーを使うのが良いでしょう。

薄い和紙は二重に

木箱外側にウコン色の和紙、内側は洗朱の染紙を使いました。ウコン色の雲竜紙(因州和紙)は薄く同色の染紙を下貼りしました。二重にすることで深みのある色と雲竜模様が表現できます。内側の洗朱の染紙は一枚貼りですが、同じ染紙を二枚貼るとふっくらとした仕上がりになります。
木工用ボンドを薄めて刷毛でぬり、少し大きめに切った和紙を貼り、最後にカッターで端部を切りそろえて仕上げます。

貼り終えた和紙の表面保護

写真では透明なサンディングシーラー(2液型ウレタン塗料)を4回塗り、#400番のサンドペーパーで和紙の表面を平滑にしたのち、透明な仕上げ塗装(2液型ウレタン塗料)を2回塗りました。
手軽にするには水性のクリアーラッカーを使用すると良いでしょう。薄く数回に分けて塗ると仕上がりも綺麗になります。和紙の表面を保護することで、水や汚れに強くなり長く使用することができます。

参考記事・・・シャンパン木箱に和紙を貼りました(ブログ)
 

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